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2010年12月

2010年12月27日 (月)

世界の新幹線?

「ハンドル型車いすの乗車拒む 今も新幹線の壁」(東京新聞web版 11月24日付)

12月20日付の東京新聞では、もう少し詳しく載っていたのですが、この件をいろいろ検索しているうちに、詳しい解説や、実際に乗車拒否をされたジューンさんの声を乗せたBLOGに出会ったのでリンク貼ります。

「どこにでも行こう車いす」(exblog)

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「世界の新幹線」などと技術や安全性を誇っている場合ではありません。

本当に「世界の」と謳いたいのであれば、ユニバーサルデザインであることは必須のことと思います。

私自身、鉄道には興味があるだけに、そこで行われている時代錯誤な障害者差別に対して思うところ少なくありません。

日本では、まだまだいろいろな場面で幼稚な無理解があると言うことなのかも知れません。

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2010年12月21日 (火)

将来の壁になりうる

こんな記事を見たので紹介したい。

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松山市北部で知的障害者の更生施設を運営する社会福祉法人「風早偕楽園」が同市久保の団地内に計画している知的障害者のケアホーム建設に、地元住民らが反対し計画撤回を求めていることが7日までに分かった。住民らは県道沿いや団地内に「建設反対」ののぼりや横断幕、看板を多数設置している。

ケアホームは障害者自立支援法で新設され障害者が地域の中で共同生活する施設。食事や掃除などの家事支援や日常生活の相談に当たる世話人と食事や排せつの介護をする生活支援員が配置され、グループホームより手厚い介護が提供される。

法人によると、計画では、新しく造成された分譲地に知的障害者のケアホーム男女用各1棟(定員男女各7人)を建設。9月の着工を目指していたが、着工できていない。

反対運動は団地のシーサイドハイツ町内会(約100世帯、同市久保・粟井河原)と近隣住民が展開。町内会によると、法人と開発会社の入居者数や障害程度などの説明に虚偽があった▽地区の資産価値が下がる▽反対が強い地域では障害者が幸せに暮らせない―などを理由に挙げる。

町内会は県に「白紙撤回するよう指導してほしい」との陳情書を提出。県を交えた法人と住民の話し合いも行われてきたが平行線のままという。町内会長の男性(62)は「説明もないまま突然ケアホームを隣に建てられると、土地を買った若い住民の人生が台無しになる。彼らを守るため、どうしても阻止する」と主張する。

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これは愛媛新聞12月8日付の記事によるもの。

しかし、なぜか削除されたようで直接のアクセスができなくなっていたので、転載されていたほかのBLOGから無断ながら引用させてもらった。

読んだ最初の印象は、ただ「愕然とした」。

しかし、輝宿舎・ごせんふがいざ形になろうとしたときに、同様の問題が壁としてぶち当たる可能性は否定できない。

つまり他人事ではない気がしたのだ。

完全なる無理解、もしくは誤解。

なぜ隣に知的障害者の施設があるだけで、「土地の価値が下が」り、「人生が台無しになる」のか。

いったいなにから土地購入者を「守る」のか。

知的障害の人たちもともに暮らし、みなが助け合っていけるコミュニティが築きあげられたら、むしろいい意味での注目を浴びると思うけど。

前の記事で書いたように、「障害」という言葉が独り歩きして、特別な意味を持ってしまっているからこそ、受け入れがたい「何か」になってしまっている。

なんのための「ケアホーム」なのか、地域の力とは何なのか、そんなことをこの法人も町会も再認識していく必要があるように思います。

「反対者の多い地域では障害者が幸せに暮らせない」と思うなら、「だから我が地域で引き受けましょう」となってほしい。

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この記事を書くにあたり、原文を参照させてもらったBLOG

「ニコニコ社労士への道~奮闘編」12月11日付「障害者ケアホーム建設の反対運動」

「だるま日記」12月8日付「記事:ケアホーム反対 愛媛県」

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2010年12月15日 (水)

「輝宿舎」「ごせんふ」の由来

「輝宿舎」

もちろん、「寄宿舎」を基にした造語です。

構想をひとつの言葉で表現するに当たり、最初に思いついたのは「真・全自動型学童保育クラブ」でしたが、長ったらしいわりには伝えきれない。

小学生だけでなく、中学生・高校生も対象にしたいこと、ゆくゆくは宿泊も視野に入れることなどを考えたとき、「学童クラブ」はちょっとずれたものになってしまう。

で、やっぱり自分がやろうとしていることは寄宿舎なんだと再認識。

でも、新しく創り上げるものに新たな名をつけたい。

そこで頭に浮かんだのが、障害者福祉を語る上で欠かせない、このフレーズ。

「この子らを世の光に」

障害者をこそ社会の中心に考えることが、本当にいい社会を作る上で大切なのだ、と説いたこのフレーズ。

これだ!自分の構想の終着点だ!

そこで、光の輝きを磨き上げる寄宿舎という思いを込めて、「輝宿舎」と名付けました。

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「ごせんふ」

じゃあ、その輝宿舎の施設としての、いわばニックネームみたいなものはどうしよう。

金子みすゞさんの詩「私と小鳥と鈴と」の有名なフレーズ、「みんなちがって みんないい」を著せる名前。

消えていった候補:やじろべい、パレット・・・などなど。

ふと、浮かんだ。

音符が並んだ五線譜。

いろんな音階、音符、記号が織り交ぜられて、ひとつの美しい音楽を作っていく五線譜。

どの音符もどの記号もどの音階でも、それぞれがそれぞれ大事。

そんな様子を、「みんなちがって みんないい」に重ねて。やさしい語感にしたくてひらがなに。

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このような経緯で名付けられたのが、「輝宿舎・ごせんふ」というわけです。

はじめなので説明じみた分掌が続いていますが、ご承知おきを。

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ちなみに、管理人のハンドルネーム・あさかぜは、元祖ブルートレインの愛称「あさかぜ」からいただきました。

元祖にあやかって先駆者を目指すということと、障害児・障害者福祉の夜明けを導きたいという思いも込めて。

まぁ、ただ鉄ちゃんなだけかもですが・・・。

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2010年12月13日 (月)

「障害」の表記について

今、社会的にこの「障害(者)」という表記を改めようという流れがあります。
かといって、「老人」を「高齢者」と言い換えたようにはなかなかできないみたいですが。

そして、私のスタンスとしては、前回の記事にGachaさんがコメントを寄せてくれたように、表記をどうするかという論議にあまり意義を感じていません。

そもそも、「障害」は「日常の生活を送る上での困難を生じさせるもの」を指しているわけです。
そのことに特別な違和感を感じていません。

ただ、「障害」のある人を「障害者」と単純に表現してしまったため、まるで「障害となる人」のように見えることが問題なのではないでしょうか。

「有障害者」とかだったら多少よかった?

「害」の字に抵抗あるひとが多いみたいですね。

だからといって、「障碍」や「障がい」のように表記することで何も解決しないように思うのです。

結局語感は変わらないし、「碍」だってそんなにいい字とは思えない(「碍子」の「がい」ですから)。

本質的に大事なのはそういう表面的なことではないでしょう。

内面的な理解や心理的なバリアフリーが進めば、「障害」はひとつの単なる要素となり、ことさら「障害者」とカテゴライズする必要もなくなる、あるいは少なくなるんじゃないかなとも思います。

そして、そんな社会が実現したら、言葉遊びのような書き換えをしたりしなくてもよくなるのではと思ったりします。

そんな思いから、このBLOGでは「障害」「障害者」と表記します。
その点、「障害」という表記に強い抵抗を感じている人には違和感や不快感があるかも知れませんが、思いあってのことですから、どうかご承知おき頂きたい。
そして、そんな違和感や不快感を超えたところで学び合いができたらいいと思っています。

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この記事は、管理人がたっさん名義で解説している別BLOG「虹の向こうに」内「障害?障碍?障がい?」(9月28日付)を、このBLOG向けに加筆、訂正したものです。

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2010年12月10日 (金)

「障害」とは何か

「障害」とは何か=「障害」を言い換えれば何かという問いとするならば。

この問いに対してもっている、私の一貫した答。

「障害」は「障害」。

そもそも、なぜ「『障害』とは何か?」という問いが必要なのか。

それをきいてどうするのか。

「障害」を他の言葉に言い換えることに頭を使うくらいなら、目の前の障害者が抱えている障害からくる生きづらさに目を向けたい。

そしてその生きづらさを解消できるよう互いに考えあっていきたい。

プロとして「障害者」に接する人(医療はもちろん、福祉や教育の領域で対峙する場合など)には、それぞれの「障害」について専門的かつ一般的な知識が必要でしょう。

それでも、一個人である「障害者」に接する上でもっとも大切なのは、専門的、一般的知識よりも、目の前の個人とその実態を理解する姿勢と見方だと思うのです。

「障害」を別のわかる単語に言い換えてわかったフリをするよりも、障害者を身近に感じて、接して、関わり合っていきたい。

「障害」は「障害」。

それ以上でも以下でも、それ以外の何でもない。

そして特別な「何か」でもない。

「障害」を、何か壁のように感じて違う世界の人のように扱ったり、特別に気を遣って腫れ物をさわるように関わったりするのは、「障害」そのものに何か意味を与えてしまっているからなのではないでしょうか。

「障害」はそれとして受け止めつつ、「みんなちがってみんないい」の「いい」に目を向けて、同じ地平に暮らす仲間であることには変わりないと言うことを自然に思える社会になったらいいな。

そういう意味では、「障害とは?」っていう質問自体がなくなることが、輝宿舎の目指すひとつの理念なのかも。

バリアフリー社会と言われて久しいけれど、そして物理的なバリアーをなくす施策は増えてきたけど、日本ではまだまだ心理的なバリアーをなくそうという気運が高まってないなぁと思います。

かく言う私自身、ボランティアで知的障害の人たちと関わったり、仕事で肢体不自由の児童・生徒と関わらなければこんな思いには至らなかったかも。

心理的バリアフリー社会を実現するために最も大切で、かつ第一歩となるのは、やっぱり直接ふれあうことなんだなって思います。

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この記事は、私が「たっさん」名義で綴っている別BLOG「虹の向こうに」内「『しょうがい』ってなぁに?」(9月27日付)を、当BLOG向けに加筆・修正したものです。

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2010年12月 9日 (木)

輝宿舎構想とは

そもそも「輝宿舎(きしゅくしゃ)」とはどんな構想なのか。

まずは、その構想の基になっている「寄宿舎」とは何かをお話します。

ここでいう寄宿舎とは、学校教育法72条に定められた、特別支援学校の寄宿舎を指します。
障害のある児童生徒の「登校保障」がその設置の目的でしたが、その後社会性の涵養に有意義な場として活用されるようになりました。
とはいえ、社会的な認知の面ではあまり知られていない施設であることもまた事実でしょう。

教育行政サイドは、財政が厳しい昨今、社会認知の低さをおそらく考慮し、「役割(=登校保障)は終えた」として寄宿舎を削減する方向性を打ち出しました。

「役割は終えた」とする根拠のひとつである福祉行政は、しかし、「寄宿舎の代替の施設やサービスはできない」と明言しています。

そして、寄宿舎を利用している保護者の多くは存続を、無理でも同程度のサービス提供を求めています。

ニーズがあるのに、それに応えるハードが削減されていく矛盾。

この矛盾を何とか解決したい。

では、寄宿舎の削減を食い止め、寄宿舎を残す、増やすことでそのニーズに応えることが、この矛盾を解決する唯一にして最善の策なのだろうか?

国も自治体も財政が悪化し、増税がストレートに国民生活に響く現状で、ニーズの全てを行政に応えさせるような訴え方をしてもいたちごっこなだけな気もしてしまう。

そこで立てた構想が「輝宿舎」なのです

行政の手によってではなく、私たちの行動を通してこの矛盾を解決する理念と手段を構築していきたいということです。

まだ形になりきっていないこの構想を形創っていく手段として、このBLOGを立ち上げました。

しばらくは管理人である私・あさかぜの私見や独り言が続くかもしれません
でも、それが一人でも多くの人の目に触れ、共感を得て、仲間や支援者が増えていくことを願っています。

更新頻度は低いかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

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