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2011年8月

2011年8月 7日 (日)

子育ての担い手は?

自由民主党には国家戦略本部というのがあるみたいで、その第6分科会というのが教育について考えているようです。

で、その報告書をざっと見てみました→これ

引っかかるところはいろいろありますが、一番引っかかるのは全段の部分。民主党の考えを否定するために書かれた文言。

「(民主党は)子ども手当に見られるように、「子どもは親が育てる」という日本人の常識を捨て去り「子どもは社会が育てる」という誤った考え方でマニフェストを作り、その予算化を進めている。」

原文では、「親」「社会」にわざわざ下線まで引いてあった。

この考え方がいかに障害児を育てる親を苦しめているかは計り知れません。

育児を家庭を中心とした社会が担っていたときですら、障害児の教育は家庭内に閉じ込められてしまうことが往々にして見られました。

それに追い打ちをかける「子どもは親が育てる」という「常識」。

障害のある子を産んでしまったという、本来持たなくてもいい「罪悪感」と相まって、障害児の育児は健常児の育児以上に親、特に母親に過大な負担を強いることとなり、また社会との繋がりや結びつきを弱める原因となっています。

障害児の育児や教育こそ、社会と深く、強く結びつき、いかに親の負担を軽減しながら社会に羽ばたくための成長を促していくかが考えられるべきであり、その点からすれば「「子どもは親が育てる」という日本人の常識」のほうがよほど誤っているのです。

子どもは社会が育て、社会はその一員としての親を支えるもの。

それが常識とならなければ、豊かな教育など生まれようもないのです。

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